木の家はどこまで木でつくるの?
木の家はどこまで木でつくるの?
「木の家」と一言でいっても色々あります。以下の部分は木で作製できます。
- 1:外壁
- 2:屋根
- 3:構造材(柱や梁)
- 4:内装(床材や内壁)
- 5:住宅設備(キッチン・トイレ・風呂・洗面)
自然素材を多く用いている物件で分かり易い例をあげると、キャンプ場などによくある「ログハウス」です。
これが木の家の究極系と思いますが、外壁や屋根まで木なので、当然老朽化に不安がありますね。
また内装も木が剥き出しで断熱材等の施工がなく、夏は暑くて冬は寒くなりがちです。
つまり、木がお好きでも、適材適所で配置することが肝要ということです。
一般的に「木の家」を特徴にしている工務店・メーカーは、3と4に多く木材を用いることが多いです。
木の家の相場
上記3.4に木材を多く用いた住宅を「木の家」と呼ぶとすれば、
木の家は、そうでない家より、平均して1割くらい建築コストはアップします。
しかし、初期投資は1割アップしても、住む期間(50年?)のトータルで考えると、メンテナンス費用が大きく変わってきます。
例えばフローリング(床材)
木ではないフローリング材を使用すると、傷が付いたり色褪せたりしてきた場合、交換を余儀なくされますが、無垢材を使ったフローリングであれば、表面を削ってオイルを塗ったりすることで補修でき、メンテナンス費用を抑えられる面もあります。
また、無垢材は色が変わっていくなどの経年変化を楽しむことできます。(味がでてきます)
木材を使った家の相場は、そうでないものに比べて初期費用は少々高くなりますが、住む期間のトータルで検討いただくことが大切ですね。
木の香の家は3.4に加えて5の一部も木材を多用します。
キッチンもオリジナルにて仕上げ材として木材を使用します。洗面台なんかもボール以外は大工工事にて木で作ることが多いです。
また、4の部分でも天井にも木を貼ったり、玄関ドア・室内ドアなども木で作ることが多いです。キッチンの背面収納や、TVボード、照明まで多岐にわたり、バランスを考えながら木材を利用し、家づくりをしています。