木の香の家がお届けする気になるトピック

KinoKanoIe通信_季節のしつらえ_人日とお正月

たとえば、ダイニングの後ろの収納棚に。破魔弓とにぎやかなお人形。

大西人形さんと考える、「昔からあって美しいもの」をとりいれる暮らし。

KinoKanoIe通信では大西人形さんと一緒に季節ごとの節目(節句)に「昔からあって美しいもの」である節句のお飾りを、木の香の家のインテリアに合うように飾り付けをする連載をしています。

 

老舗の日本人形店の大西人形さんにお教えていただきながら、季節ごとのお人形といつもの木の香の家のインテリアで季節を感じてみませんか。「昔からあって美しいもの」に対して親しみを。みなさんで楽しく学んでいきましょう。静寂さと、いっそモダンさとを。

 

人日とお正月

1月7日は「人日」。<じんじつ>と読みます。新年の決まり事として、正月一日を鶏の日とし、二日を犬の日、三日は羊の日と定めていき、七日を人の日、最後の八日を穀の日と定めます。このことから「人日」といわれるようになりました。この節句が宮中行事として盛大に行われた記述は見当たらず、「子(ね)の日の祝い」として七草粥を頂くものであり、他の節句と比べると、極めて素朴なものです。
 「お正月」は、現在の五節句には含まれませんが、子どもらの「初正月」として、男の子は破魔弓を、女の子は羽子板を飾るのが一般的です。破魔弓は古来から矢は魔を追い払うものであることと、弓の弦をビィンと鳴らすことで魔を払う「鳴弦」の儀式からきています。
羽子板は板でつく羽根をトンボに見立てて、疫病を運ぶ蚊を追い払うという厄除けの意味をもつ縁起物です。

羽子板の技法は押絵。上村松園の絵柄を写したもの。

 「七草粥を食べる理由はお正月の胃もたれを整えるためではないのですか?」との問いに「もともとは、若菜を摘んで食べるというのが〈子の日の祝い〉です。江戸時代、それまで節句だった〈正月〉が〈人日〉に変更された時に〈子の日の祝い〉の内容が〈人日〉へと移行されたと考えられています。そこから、〈人日〉→若菜となったのではないかと。何故七草なのかは分かりません。こういう数字の理由は正確にはわからない事が殆どです。7が縁起が良い数字だからか、〈人日〉の7を取ったのか。お正月の胃もたれ問題は、多分後付けですね。」とのこと。意味を知らずに七草粥を食べていたことを悔やむと、大西さんは一言、「何となく を大事にしてみえる方はそれなりの理由を持ってやっています。何となく でやれてしまうのが、文化の凄味なのかもしれませんね」とおっしゃってくださいました。
 すばらしい文化である五節句のご紹介は今回が最後です。大西人形さんとお送りした[季節のしつらえ]はこれでおしまいです。
おたのしみいただけましたか?

  • とにかくかわいい。にぎやかさ。

  • 七草が押絵となって楽しめる板。

 

[合資会社  大西人形本店]
愛知県名古屋市中区丸の内1-8-2 
電話番号:052-231-4104 http://www.onishi-doll.jp/

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大西人形さんの次期店主(大西嘉彦氏)が同世代の人形屋の跡取り3人(人形堂・河原太基氏、アトリエほうこ・石川久敏氏)と立ち上げた、節句文化の啓蒙活動を行っているグループです。
「Sechie(節会)」https://sechieculture.amebaownd.com/

 

こちらの記事が冊子で読めます

 

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長久手市、尾張旭市や名東区、栄などの様々なショップにも置かせていただいています。

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