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KinoKanoIe通信_ 文様 vol.1 大西人形本店

老舗の日本人形店の大西人形本店の大西嘉彦氏による日本に代々伝わる「文様」のお話。

日本の伝統文様といわれるものには植物や動物を象ったものや自然現象を象ったものが多くを占めています。これは自然に対する畏敬の念が強く込められているのでしょう。文様は織物にデザインとして使われることが多く、他には、食器類や壁紙・襖紙などにも多く使われます。日本のように四季が存在する国では「季節にあったデザインを取り入れて暮らす」ということがお洒落だったのでしょう。ここでは、今でも様々なところで目にできる文様をご紹介します。
 「宝尽くし文様」は吉祥文様(きっしょうもんよう)の一つ。吉祥文様とは「おめでたい文様」という意味で、動物では鶴や亀、龍など。植物では松竹梅や菊などです。その中で「宝尽くし文様」はおめでたい物を沢山集めた富貴寄せのようなもの。お正月や、冠婚、お祝いの場がふさわしい文様です。

「宝尽くし」が用いられるもの:帯、お重、お皿、干菓子など

「亀甲文様」これも「宝尽くし文様」と並びおめでたいものです。「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、亀の甲羅を描いた文様は長寿を表すおめでたいものとして古代中国圏の多くの地域で使われ、現代日本では典型的な伝統文様として使われています。シンプルで洗練されたデザインなので、今や世界中でテキスタイルとして使われる文様です。 亀は中国の思想では水神、つまり神として崇められることもあり、朱雀・青龍・白虎と並んで東西南北の守り神として「玄武(亀)」が信仰されてきました。長寿の祈りを込めた、神秘的で非常におめでたい文様です。形は、基本的にはシンプルな六角形の連続模様で、六角形の中に花や文字などを描くこともあります。まわりを見渡していただくと意外と身近に使っているものに「亀甲文様」があるかもしれませんね。

亀甲文様を用いられるもの:着物、帯、壁紙、家紋、お皿など多数

 

[合資会社  大西人形本店]
愛知県名古屋市中区丸の内1-8-2 
電話番号:052-231-4104 http://www.onishi-doll.jp/

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大西人形さんの次期店主(大西嘉彦氏)が同世代の人形屋の跡取り3人(人形堂・河原太基氏、アトリエほうこ・石川久敏氏)と立ち上げた、節句文化の啓蒙活動を行っているグループです。
「Sechie(節会)」https://sechieculture.amebaownd.com/

 

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