自然素材を知ろう!メリットとデメリット。 | Blog | 人にやさしい新築木造住宅 尾張旭の工務店 「木の香の家」
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自然素材を知ろう!メリットとデメリット。

2022.01.29

自然素材を知ろう!メリットとデメリット。

自然素材の家といっても正確な定義はなく、化学物質が含まれる素材をなるべく避け、自然からの素材を使用する家を示します。 例えば、漆喰、珪藻土、無垢材、コルク材などの素材を使った家です。 また、その特徴として、『素材を育てる』という印象があります。それは自然素材は経年変化がありメンテナンスをすることで素材をケアし、美しく、または味わい深く『素材を育てる』。そうすると素材に愛着がわき、しいては家全体に愛着がわくというものです。 そしてアレルギー体質の方にもおすすめです。アレルギー体質の方は通常の住宅に使われる化学物質でシックハウス症候群などにかかる可能性があります。 リスクを軽減したい方が自然素材を採用されることが多いです。 さてそんな自然素材のメリットとデメリットをご紹介します。是非ご参考になさってください。

3つづつメリットデメリットをあげます。

メリット

1:リラックス効果もあり体に優しい 2:経年変化を楽しめる 3:吸放出効果により快適に暮らせる

デメリット

1:吸放出による木の収縮や膨張 2:シロアリやカビの発生 3:メンテナンスが必要

メリット

リラックス効果もあり体に優しい

木材でいうと、ひのきをはじめとする樹木には、消臭効果や抗菌性を持つ香りの成分「フィトンチッド」が含まれており、 森林浴のようなリラックス効果が期待できます。また「木視率」といって部屋に対しての木の使用率により、人がリラックスできるかどうかの実験もなされています。  漆喰は「呼吸する壁」と呼ばれるほど、調湿効果があり、室内を快適な空間にするため、体に優しい素材として使用されます。自然素材がもっている、柔らかい肌触りや 触った際の温度感も快適でリラックス効果に繋がります。 その他にも化学物質を多く含む建材を使用した住宅に比べて体への負担が軽減され、 アトピーやアレルギーをお持ちの方には自然素材を選ばれる方が多いのは事実です。

経年変化を楽しめる

自然素材は日々経年変化をします。 例えば木材は色に深みが増し、つやが出る。角が取れ丸みを帯びる。漆喰は塗った当初より締め固まり、強度が増す、コルク材なども風合いがよくなります。 もちろん経年変化を良い方向にもっていくには多少のメンテナンスなどのケアが必要です。これは皆さんが考えておられるより簡単なメンテナンスだったりもします。 木で言えば、濡れたら拭く、乾燥していたら油を含ます。など。一方、樹脂などはどうしても劣化する場合が多いです。また、メンテナンスをプロに依頼しないといけない場合が多くあります。 自然素材のメンテナンスは日常化していただければ、経年変化は楽しく、お家に愛着を持っていただける大切な要素になります。

吸放出効果により快適に暮らせる

空気をたっぷりと含んだ木材は鉄やコンクリートに比べて圧倒的に熱伝導率が低く、外気温を伝えにくい断熱性を持っています。 木の床は裸足で歩いても快適です。このように夏は涼しく冬は暖かい室内環境を自然に整えてくれます。 また、木材や漆喰には湿気を吸収・放出する性質もあります。人が快適に感じる湿度を比較的保ちやすく、カビやダニなどの害の発生を防ぐ効果もあります。 自然素材を使えば、梅雨などのジメジメしている時期でも家の中はサラサラ快適に過ごしやすいです。

デメリット

吸放出による木の収縮や膨張

どんな木材にも、少量の水分が含まれてます。その含んでいる水分を、気温や湿度に合わせて吸ったり吐いたりすることで、木材自体がわずかに収縮をします。 そのため季節により木が縮み隙間ができたり、木が膨らむことで例えばドアのしまりが悪くなったりすることがあります。

シロアリやカビの発生

木材は雨風による劣化や腐食、シロアリの被害を受けやすいリスクがあります。 しかし、日本の歴史的な木造建築物が長く保存されているように、確かな品質の木材を選ぶことや施工時のシロアリ対策、または正しく定期的なメンテナンスを行うことで、大切な住まいを長持ちさせることが可能になります。 またカビについても同じで、自然素材を使用すると、化学物質を使用するよりもカビの発生のリスクがあります。こちらも適度な換気などでクリアすることができます。

メンテナンスが必要

自然素材は日々変化を繰り返します。それは人が呼吸し、育つのと同じで、自然素材も呼吸し、『育ち』ます。 勝手に育ってくれればいいのですが、やはり日頃のケアや栄養が必要になります。 木材でいうと、前途したように水で濡れたら拭く、汚れたら削る、乾燥したら油や栄養剤を塗布するなどです。漆喰などはひび割れたら、漆喰を粘土を埋めるようにヒビ部分に足しなじませる。 汚れたら拭く、または消しゴムや樹脂スポンジで汚れを落とす。そのようなケア=メンテナンスでいつまでも美しくそして深みのました家を保つことができます。 もちろん、バルコニーなどの手すり部分など、手が届かない部分のメンテナンスはプロにお任せするほうがいいかもしれませんね。